結婚相談所のサイトでよく見かける成婚率とお見合い設定率。その数字ってホント?

婚活アドバイザーの高山です。

 

今現在、国内全体でどのくらいの結婚相談所があるか、
皆さんはご存知ですか?

正確な数字まではわかりませんが、数千社とも言われているそうです。
ちょっとびっくりですね。

ここまでたくさんあると、
何処へ行けばいいのか普通に考えれば迷ってしまいますよね。

 

そこで決め手の一つとなるのが、
「成婚率」と「お見合い設定率」という数字です。

 

「率」というくらいだから、全体の数字がどれくらいで、
その数字に対しての比率ということになるのですが、
しかし、いろんな相談所を見てみますと、至るところで
「弊社の成婚率は○○%」なんて当たり前のように表示されています。

 

でも、皆さんはそれら数字を見ていて、
何となく違和感を覚えませんか?

 

例えば成婚率85%の相談所さんがあったとします。
その85%の数字、一体どこからきている数字なんでしょうね。

変な話ですが、仮にその相談所の成婚率が30%だったとしても、
サイト上で80%と表示してしまえば、お客さんから見れば、
「そうか、80%なんだ。すごく成婚率の高い相談所なんだな」と、
そんなふうに解釈してしまいがちですね。

 

そうなんです。これ、違法なんです。

つまり法律違反というやつですね。

 

この手法で相談所を運営しているところ、意外に少なくないんです。
これも驚きです。

 

現在の法律ではどのように定義されているかですが、
現行法では過大広告を禁止するために、「景品表示法」という法律があります。

簡単に言うと、消費者を欺いて収益を得ようとする前提で打ち出す
過大広告のことです。立入検査などがある厳しい罰則規定があって、
改善命令を聞かなかった企業に対しては、
1年未満の懲役または300万円以下の罰金刑となり、
場合によっては社名も出るほどの厳しい罰則なんですね。

そんなに厳しい罰則規定があるのに、
なんで違反している相談所が多いの?と思いませんか?

 

これが人間の心理というやつなんですね。
「赤信号、皆で渡れば恐くない」なんて言葉が昔ありましたが、
集団犯罪心理の現れの一つで、誰かが少しだけ、悪さをして儲けました。

 

それを見ていた人が、周囲を見回し、悪いことをしているけど、
取り締まりもないみたいだし、ちょっとくらいなら自分もしてみようかな?と、
そういうふうに考えるわけです。

すると、それを見ていた別の人間も同じことをやり始めて、
気付いたらたくさんの人間がしている。

 

これが集団犯罪心理となります。
大抵の人は悪意をもってすることはありませんが、
この厳しい現実社会の中で生き残るには、多少のことは仕方ない。

 

そういう考えにどうしても傾倒してしまう。
これも人間の心理なんですね。

だから違法行為と知りながらも肝心な部分を誤摩化してしまう。

今の社会の実情なんだと思います。

 

正しい表示の在り方については、
例えばサイト上に自社の成婚率○○%と表示したい場合は、
自社の会員数が何名いて、その全体数に対して成婚した人が○○%と表示してあげればいいのです。

そして、その調査は○○年○月〜○○年○月の期間で実施した際の成婚率です。

 

と小さく記載していれば何の問題もないということになるのですが、
さて、ここからが「相談所あるある」なんですが、
では何故、違反をする相談所は法律を守らないのか?
ということなんですが、実はここにカラクリがあるんですね。

 

皆さんの周囲にもおそらく○○相談所という看板を掲げている相談所さんはあると思いますが、
結婚相談所という名前がつくところは、実は全体の70%が個人事業主という現実があるんですね。

大抵はどこかの大手企業と加盟店契約をしているので加盟店の立場ということになります。

 

弊社も心理学の会社ですから、
相談所事業については大手相談所の加盟店契約の位置づけです。

例えば自社会員が少なくとも、
大手企業の何万人という会員をシステムから紹介することができるので、
相談所事業は小規模でも経営ができるようになっています。

 

小規模経営でも、使うシステムから何万人もの異性にコンタクトがとれれば、
会員さんからは問題ないので成立するのですが、
自社サイトで成婚率を表示する場合は、あくまで自社会員に対しての比率で、
しかも、法律では会員数を明記しないといけませんから、
小規模経営の相談所から見れば、周囲に対して自社会員が少ないことがバレてしまいますね。

 

それは事業者側から見れば自信を持って発表できる数字ではないということになりますから、
できれば伏せておきたい。実数は公表したくない。

という流れに心理がはたらいてしまいます。

 

しかし、営業する立場から見れば、
きっとお客さんは成婚率を見るはずだと思いますから、
表示した数字が実数からかけ離れていたとしても、
成婚率はどうしても○○%以上と表示したい。

その方が営業しやすいし、収益にも繋がる。

そういう心理になります。
「お見合い設定率」も基本的な考え方は同じです。

 

間違いない相談所というのは、会社の規模にかかわらず、
ちゃんと法律を遵守して、相談所運営をしています。

 

そもそも成婚率の根拠を示さないということは、消費者を欺く行為ですから、
だとすれば、そこに会員さんの未来はあるのかな?と、
僕なんかはそう思いますね。

 

小規模の小さな相談所さんでも、
成婚率やお見合い設定率などの根拠となる数字をきちんと提示しているところはそれなりにありますから、
もしくは、数字自体を表示せず、お客様一人ひとりから信頼を勝ち取っていく相談所さんもたくさんあります。

 

相談所を選ぶ際は、そういうところをしっかり見ておく必要がありますね。
婚活で相談所を探されている皆さんには、今後の参考にしていただければと思います。

SNSシェアは下記をご利用ください