皆さん、こんにちは。
お元気にされていますでしょうか。

心理カウンセラー（兼）婚活カウンセラーの高山です。

今週は日本中が猛暑とゲリラ豪雨など、婚活には厳しい週になっていますが、
水分補給や暑さ対策など、熱中症対策も含めて注意が必要ですね！

さて、今日のブログは、相談所のリスクについて、触れてみたいと思います。

リスクというのはいろいろあるのですが、相談所にも、それなりにリスクが存在します。

結婚相談所という時点で、女性会員さんが安心して活動するために、いろんなルールが予め規定されているのですが、
とはいえ、婚活は生きた人間同士が活動をするわけですから、

ルールがあるからと言って、全てが守られているということではありません。
男性によっては平気でルール違反する会員さんがいたり、男性側に隠していた事実があったりなど、

だから担当者がサポートで絶えず状況を確認する流れになっています。

今日お伝えするリスクというのは、ルールや規定のようなものについてのリスクという意味ではなく、
もっと奥深いところにある、人間の本質について、特に男性心理による言動が、どのように女性にリスクをもたらすのかを、
詳しくお伝えできればと思っています。

相談所は結婚を目的として活動する場ですから、当然、ご成婚をされれば、そのまま婚姻という流れになります。

婚姻する以上は、誰もが離婚をしたくない。

できれば生涯を一人の男性と過ごしたい。

女性であれば、子供を授かりたい。

そういう心理は誰にもあります。

ただ、現実はどうかと言えば、ご承知の方もいるかもしれませんが、
今の社会は三組に一組が離婚をする時代で、しかも、入籍から3年前後での離婚が、離婚者全体の7割近い状況となっています。

離婚理由というのは、人それぞれですから、その内容も個別に異なりますが、
相談所でご成婚をされた会員さんの中で、婚姻直後の離婚理由として多いのが、男性のセックスレス問題です。

かなり深刻な社会問題となっていますが、レスと言っても、そこには、いろんな理由があるのですが、
例えば、男性が40代後半あたりになると、人にもよりますが、レスに近い状況の男性が増えていきます。

これは加齢による「レスの予備軍」という段階の男性で、意識としての性欲自体はあるのですが、男女の行為の最中に最後までイカない場合があります。つまり、頭では性欲を意識していても、実際には体の機能が反応しないというケースです。

誤解がないように補足すると、全くのレスではなく、途中まではいくという意味で、射精に至らないケースと捉えてください。
この場合は、結婚後も男女の関係は難しいという傾向になります。

私の専門は心理カウンセラーなので、成婚退会された会員さんからは度々ご相談があります。
ですから、最初のお見合いを成立させる段階では、男性のプロフィール上は子供が欲しいかどうかの項目に「欲しい」とあっても、

それは、「気持ちの上では欲しい」というのが本音で、実際に性行為ができるかどうかという問題は別に考える必要がありますから、
最初の情報をそのまま鵜呑みにしてはいけないということが言えます。

疑ってはキリがないのですが、お子さんを授かりたいと願う女性であれば、そこは慎重に考えないといけないと思います。

もう一つ、レスの原因として考えられるのは、20代、30代の比較的若い男性の「レス予備軍」です。

これは、性欲自体がそもそも少なく、体は健常者なのですが、「草食男子」という言葉があるように、
女性から求められて、そこで少し反応するような、そういうタイプの男性になります。

将来的にはほぼほぼレスになってしまう予備軍と言えます。

どちらのケースでも、男性としては結婚をしたい。

しかし、結婚と男女の関係は切り離して考えたい。

でも、だからと言って、それを事前に女性には知られたくない。

そういう心理の男性が現実に増えています。

勿論、ルールを破ってでも女性に迫るという肉食系男子がいることは事実なのですが、
男性の全てが肉食系ではないということも、女性の皆さんには知って欲しいのです。

では、どうすればそれらの問題を回避できるのかと言えば、結論から言えば、回避は難しいです。
私の専門は心理学ですが、心理カウンセラーのプロファイリングでさえ、レスの兆候を事前に確認することは難しいです。

センシティブな領域ですから、ここについては事前に確認すること自体が難しいということになりますが、
最終的に確認ができるとすれば、相談所の場合であれば、成婚退会後となります。

成婚退会後は男女の関係は普通にできますから、その際に、男性が絶えず女性を求めてくるという状況であれば、
それは正常である証拠ですから、男性心理としては婚姻後も夫婦の営みは継続するということになります。

逆に、成婚退会後であるにも関わらず、なかなか男女の関係にならない。
あるいは、なりずらい。途中まではいっても、途中で終わってしまう。

そういう兆候を感じた場合は、レス予備軍ということが言えます。

成婚退会後というのは、普通はその時点では互いに別々の生活環境がありますので、まだ一緒に住んでいない状況です。
時期的には、毎日でも会いたい。毎日でも求め合いたい。

男性にとっては、そういう欲求を満たしたい時期なんですね。

しかし、一緒に住んでいない状況の中で、男性が女性を求めてこない状況がある場合は、
婚姻後、一緒に住み始めた後は、更に男女の関係は無くなっていきます。

人には「慣れ」という習性がありますから、一緒に住むことで、そこに慣れが発生し、男女の関係は急速に冷えていくことになります。
それが現実なんですね。

ここで重要となるのが、成婚退会後から実際の入籍までの期間（概ね2〜3ヶ月）に、女性自身がどのように価値判断をするのかということです。
もう成婚退会したので今更白紙にはできない。仮に男性がレスになって、将来的に子供を授かれない状況になっても、

それでも自分の気持ちは変わらない。

というように、そう覚悟が決まるようであれば、それはそれで自分自身の生き方ですから、何の問題もないということになります。

他方で、男性との夫婦生活は大切にしたいけど、子供は諦めたくない。
あるいは、子供の有無に関わらず、夫婦として男女の営みが最初からない状況は、将来的にも堪えられない。

という部分に迷いが生じる場合は、成婚をしたけども、婚姻前に関係を白紙にするという場合もあります。

そういった場合については、成婚後であっても、私の場合はカウンセリングを実施しています。

アトラクティブスタイルでは、独自の「再入会制度」という仕組みを会社として準備しているのですが、
これは、再入会の際は全ての初期費用をゼロにして、月会費のみで再入会できる仕組みとなります。

新たに必要書類の提出をしなくとも、直ちに相談所で活動ができる仕組みになっています。

一般的にはどこの相談所も同じなのですが、成婚退会後に何らかの理由で結婚が白紙になって、改めて相談所に再入会する場合は、
例外なく、そこからまた初期費用が発生します。

でも再入会をされる方というのは、そもそも最初の入会時に初期費用を支払って、成婚する際には成婚料を支払っているので、
新たに再入会する際に、また初期費用が発生をすると、もうその時点ではかなり支出になっている場合が多いんですね。

再入会後にご成婚となれば、その後に結婚するための準備費用もかかりますから、そういった負担をなるべく軽減できるようにした特別措置の一環として、独自に「再入会制度」をご利用していただいています。

本来は、こういった仕組みは使わないに越したことはないのですが、お伝えしたように、レスの問題は意外に多いということと、
そして、事前の見極めが難しいという状況があることで、残念ですが、一定の割合でご利用される会員さんはいます。

その他で良くあるのが、男性の「鬱」に関する問題です。

交際中、男性が鬱である場合は、自分が鬱であることは女性に告知をすることは普通にあるのですが、
問題は、症状を誤魔化して成婚に持ち込む男性が少なからずいるということです。

実際に起こった事例では、当初は軽い鬱だからと言っていたことが、
実は、年単位での投薬や治療が必要であることが発覚して、その後に真剣交際を終了したケースです。

このケースでは、女性会員から、デートの度に、その翌日になると男性が仕事を休んでいることを知り、
それが私に伝わったことで、私から男性の相談所に対して、念のため診断書を提出していただくよう、お願いしたことがあったんですね。プロポーズ直前の状況でしたので、確認をするなら今しかないと、私が判断した事例です。

その結果、男性からは診断書の提出はありませんでしたが、男性自身も逃げれなくなって、
最後は自分の鬱は重症度が高いとカミングアウトされたんですね。

その事実を知って、女性会員との話し合いで、交際を終了したという経緯でした。

相談所という場は、ルールとして交際中の男女の関係は禁止されていますから、
会員さん同士の本当の繋がりというものが、なかなか見えないのです。

先ほどお伝えしたレスの問題も、自由恋愛であれば、そもそもそういう心配はしなくて済むはずなのです。
男女の関係が継続していて、人間性もわかる。

いろんなことを感じ取ることができて、そこで初めて、結婚というステージに進んで行きます。
それが自由恋愛だからです。

でも、相談所の場合は、自由恋愛とは異なりますから、人間の本質のような部分までは理解することが難しいのです。
それでいて、表面上の言葉や相性だけで互いが確認しあって結論を出すわけですから、

そういうふうに考えると、相談所であるからこそ、いろんなことを確認していかないといけない。
ということが言えるかと思います。

条件確認や相性だけで人が何十年も幸せを維持することはないですからね。

どんな人にも欠点はありますから、その欠点を成婚するまでに、どれだけ確認できたのか？
ここは、とても重要となります。

私も会員さんが真剣交際に入ったタイミングでは、男性の欠点を全て確認できるよう、
いろんな角度からヒアリングや男性の担当者からの些細な情報などを元にプロファイリングをしていきます。

多くの方は、ご成婚をされる段階では幸せの絶頂期ですが、
その際の心理状態では、幸せなことしか頭に入っていないのですが、

肝心な男性の欠点についてをほぼ知らない状況にあります。

どんな人間にも欠点がある以上は、成婚をされる男性の欠点もちゃんと知った上でのご成婚にならないといけないのですが、
現実には、良い面だけしか見ておらず、欠点の確認をしていないのです。

欠点の確認をしていない段階で、そのままご成婚をするから、後になって関係がギクシャクしたり、関係が悪化したりなど、
最悪は離婚という流れを辿ります。

無料カウンセリングでは、いろんな方々からのご相談がありますが、相談所でご成婚をされた女性で離婚相談に来られる方というのは、
その殆どが、成婚の際に男性の欠点を知らないままご成婚をして、そのままご結婚をされています。

幸せの絶頂期であっても、パートナーとなる男性の欠点は、ちゃんと把握して、
その上で結婚をしたいと思うのであれば、ご結婚後の離婚はあまり気にせず、幸せな人生をおくることができます。

相談所という場は、婚活をする上では、情報面についてはいろんな確認が事前にできるのですが、
その男性の人間性については、女性会員自らで確認をしていくしかないという業界的な問題点があります。

例えば、その男性が爪を隠すタイプの男性であったら、もうそれだけで男性の人間性は成婚するまでわからないことになります。

それを自力で確認することが難しいから、私のような心理カウンセラーが介在して、女性目線では気づかないものを確認して、
そして、早期に価値判断していくのですが、相談所での婚活は、そのくらい難しいということが言えるかと思います。

レスについては、本当に難しく、レスだけでも難しいのに、レス予備軍となれば更に判断は難しいです。

ですから、本当の意味で男性の中身を知るためには、変な話ですが、成婚後に男女の関係になった後で、その後の男性との関係性で、
そこで初めて、その男性の真意が見えてくる。

そういうことだろうと思います。

男性は、男女の関係になる前と、なった後とでは、必ず態度に違いが出てきますから、
その確認も必要だと言えます。

本当は自由恋愛でのご結婚がいちばんだと思いますが、日常生活でなかなか出会いがないという場合は、
やはり、何らかのツールを活用して婚活することになりますから、そうなった時に、多くの方は相談所の利用を検討するようになります。

それ自体は間違いではないのですが、ただ、お伝えしたように、落とし穴もたくさんありますから、
私から言えることは、女性の皆さんには、とにかく慎重に婚活をしていただきたいということです。

私の相談所では創業以来、成婚後の離婚者は未だゼロを誇りますが、それは、万一のことを想定して「再入会制度」を導入しているからです。大抵は、婚姻前にご相談がありますし、また、相談がなくとも、私から気持ちを確認するようにしています。

その時点で、将来への不安が払拭できていれば問題ないですし、逆に不安が払拭できないレベルの状況にあった場合は、
将来的な離婚を未然に防ぎ、婚歴を残さないためにも、再入会制度を活用して確実な幸せを掴んでいただくことは、

その人の価値観にもよりますが、間違いではないと思っています。

今は健康寿命が伸びていますから、ご成婚時に40歳であっても、残りの人生、40年以上を男性と過ごすことになります。
その意味では、婚活をする時点で、かなり慎重に婚活を進めていく。

そして、万一、取り返しのつかない状況になることが想定される場合は、すぐに軌道修正ができる環境は必要だと思っています。

このブログを読まれて、いろんな受け止め方をされた方も多いかと思いますが、

私が知る限り、相談所での婚活はとても難しいと感じます。
成婚自体が目的であれば、それ自体は難しいことではありませんが、

ただ、将来を見据えた夫婦関係に至るまでのことを想定したパートナー選びというのは、本当に難しいと感じます。

つい何ヶ月か前までは全く面識のない他人同士が、ある日を境に、僅か3〜4ヶ月でご成婚をされますから、
そのお相手の男性が、本当に信用に足る人物であるかどうかは、そこには、相当なエネルギーを要します。

爪を隠している男性であれば、その爪が何であるのか？

レスなのか？レス予備軍なのか？モラハラタイプの男性なのか？浮気癖の可能性など、
実は、プロファイリングをするポイントは驚くほど多いというのが現状です。

そういう中で、いかに最適な男性かを見極めていくわけですから、
女性の皆さんも、今後の婚活では、男性のいろんな箇所を見ていく習慣を持つことが大切だろうと思います。

少々長くなりましたが、今後の参考にされてください。

心理カウンセラー（兼）婚活カウンセラー
高山一美